1月のお便り

厳しい寒さが続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。2023年がスタートしました。

本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

国立京都国際会館では本年1月より、施設内で排出した全ての食品廃棄物を再利用し、新たな資源として活用する取り組みを開始します。今後は長岡京市にある廃棄物処理・再生設備を有する民間企業に回収を委託し、飼料化されることとなります。

昨年末、この取り組みに先立ちまして、当館職員対象の研修会を行いました。

フードリサイクル施設である「京都有機質資源株式会社 エコの森京都」さん(長岡京市)にご協力いただき、リサイクル工場の実地見学会を実施させていただきました。

説明を受ける当館職員

工場見学の感想(一部抜粋)

・実際に現場で見る事でフードロスの問題が我がごとであると実感した。
・様々な苦労のなか処理されていることに気付かされ、これからゴミの分別等について意識をもとうと思った。
・企業としての取り組みや創意工夫等の企業努力が勉強になった。
・人間の食べ物を飼料にするには、注意するべき部分が多く品質の管理やチェックがしっかりされていると感じた。
・我々一人一人の意識を高める必要があると感じた。

フードリサイクル施設を実際に見学することで、当館催事による環境負荷低減について考察する機会となり、館全体でのサステナビリティへの取り組み意欲の向上につながりました。

当館は「地球温暖化防止京都会議(COP3)」など環境保全に関する多くの会議が開催されてきた会場として、また、日本を代表する国際会議場として、引き続きサステナビリティ向上を推進してまいります。